特進コース P(プレミアム)系列 - IB(国際バカロレア)系
※募集はしばらくの間休止いたします。

世界標準の全人教育プログラム

IB(国際バカロレア)系では、生徒は2・3年次に国際バカロレア(IB)ディプロマプログラムに基づいたカリキュラムのもと、幅広い教科において実践的で質の高い探究型学習を行うとともに、専門のアドバイザーの指導による計画的・自発的な課外活動を継続することにより、世界に貢献できる人材へと成長することをめざします。
このプログラムを通して身につける課題発見・解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力は、国内の名門大学はもちろん、世界の主要な大学への入学にとって大きな強みとなるだけでなく、生涯学習者としての貴重な財産ともなります。
本校のIB(国際バカロレア)系では「英語(Language Acquisition)」と「芸術(The Arts)」以外の科目は日本語で授業が行われます。また、高等学校としての必要単位もすべてカバーするカリキュラムであるため、本校の他系列の生徒と同様の高等学校の修了資格が与えられ、一般的な推薦・AO入試での大学受験も可能です。

なお、遠隔地、県外からの生徒のため、本校指定の寮も準備してあります。
詳しくは、下記のリンクをご覧ください。
https://dormy-ac.com/school/chubu/kofu/20013879/

IBスカラシップ(学業特待制度)

IB(国際バカロレア)系の生徒を対象に、特待生選考を行ないます。「給付型の奨学金」や「入学金免除」・「授業料免除」など、充実した内容の特待生制度を設ける予定です。

国際バカロレア・デュアルランゲージ・ディプロマプログラム(日本語DP)とは

国際バカロレア ディプロマプログラム(IBDP)は、全人的な教育プログラムとして1968年に創設されました。
16歳~19歳までの大学入学前の生徒(本校では高校2~3年生)を対象とし、幅広い分野を学習する2年間のプログラムです。世界の主要な大学への入学準備を進めるのに役立つだけではなく、思いやりを持ち、分析的に考え、生涯を通して学習に励み、責任感ある社会のよき一員となることを促します。意欲的な生徒が、教科書に基づく学習にとらわれるのではなく、実践的で質の高く、グローバルな視点に基づくプログラムに挑戦することができるよう設計されています。
IBが各国の政府との協力を推進する中、文部科学省は、過去30 年余りにわたってIBに拠出金を提供し、近年では特にグローバル人材育成推進事業の一環としてIBに注目し『課題発見・解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力等重要能力・スキルの確実な修得に資するもの』(文部科学省サイトより)という評価をしています。また「日本再興戦略―JAPAN is BACK―」(2013年6月閣議決定)において、『2018年までに国際バカロレア(DP)認定校等を200校にまで大幅に増加させる』ことが公表され、国際バカロレアの普及に向けた動きは活発化しています。
認定証書(ディプロマ)を取得すれば、世界100ヶ国以上、20,000校以上の大学で入学資格や受験資格として認められます。国内ではすでに、大阪、国際教養、東京外語、筑波、早稲田、慶應義塾、上智、国際基督教等の大学入試にも活用されています。

IBの使命

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

指導の方法と学習の方法(ATL)

IBプログラムは、「探究」「行動」「振り返り」を通じて、思考、コミュニケーション、社会性、自己管理、リサーチなどさまざまなスキルを発達させ、「IB学習者像」の特質を身につけることを目指しています。

コア

DPで学ぶすべての生徒はプログラムモデルの「コア」を形づくる次の3つの必修要件を履修します。本校では高校1年生のIB(国際バカロレア)系生徒(プレミアム系生徒を含む)を対象に「TOK」「EE」「CAS」の準備コースを開講し、2年生からのDPに備えます。

知の理論(TOK: Theory of Knowledge)

批判的思考(クリティカルシンキング)に取り組みます。具体的な知識について学習するのではなく、知るプロセスを探究するコースです。 生徒は「知識の本質」について考え、私たちが「知っている」と主張することを、いったいどのようにして知るのか、あらゆる科目の学習プロセスを通じて考察します。

課題論文(EE: Extended Essay)

最大4,000語(日本語の場合は8,000字)という相当な長さの学問的論文に取り組みます。生徒はこれを執筆する作業を通じて、自分で選んだ特に興味のあるトピックについて深く探究することになります。これにより、大学レベルで期待される独自のリサーチスキルが養われます。

創造性・活動・奉仕(CAS: Creativity, Activity and Service)

CASは、「創造性・活動・奉仕」の3つの要素で構成されています。生徒はアドバイザーと相談をしながら、これらの活動について自身で計画・行動・観察・振り返りを行い、自己の成長や他者との関わりについて深く考えていきます。

レベル(HL/SL)

DP教科には、240時間の履修が求められる上級レベル(HL: Higher Level)と150時間の履修が求められる標準レベル(SL: Standard Level)の2つのレベルがあります。生徒は、最低でも3つの上級レベル(HL)教科を履修することが求められます。

科目概要

6つの教科からそれぞれ1科目を選択します。ただし、Group 6から1科目選ぶ代わりに、他の教科から2科目選択することもできます。
※( )内は本校IB(国際バカロレア)系にて開設予定のレベルおよび言語です。

Group 1: 言語と文学(HL/日本語)
Group 2: 言語習得(HL・SL/英語)
Group 3: 個人と社会(HL・SL/日本語)
Group 4: 理科(SL/日本語)
Group 5: 数学(SL/日本語)
Group 6: 芸術(HL・SL/英語)
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TOK(知の理論), EE(課題論文), CAS(創造性・活動・奉仕)
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学習指導要領の定める必修単位

評価

国際バカロレア資格の取得には、DPカリキュラムを全て履修し、外部評価(国際バカロレア試験)及び内部評価を通じて、45点満点中、原則として24点以上を取得する必要があります。配点は、6科目につき各7点(計42点)。さらに、必修要件(「コア」)について、TOKとEEの評価結果の組み合わせに応じて最大3点が与えられます(CASは評価対象外)。国際バカロレア試験は、南半球と北半球の学校年度に対応できるよう、年2回、世界で一斉に実施されます。本校の場合は、原則として3年次の11月に受験、翌年の1月5日に最終スコアが通知されます。

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